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【新春番組2021:6】協力隊になって変わったことは?地域おこし協力隊座談会

この記事は、令和3(2021)年1月1日にFMピッカラで放送されたラジオ番組「協力隊のいっぺこと話したい 2021新春スペシャル」を元に制作しています。

 

この記事の出演者

柏崎市地域おこし協力隊

司会

  • 高橋裕美さん(FMピッカラ)

 

協力隊になって、自分の中で変わったことは?

世の中を動かすのは天才だけじゃない

高橋:今の地域と関わるようになって、自分の中で何か変化があったかと思います。坪井さんはどうですか?


坪井:着任から1年半ほど経ちましたが、一番大きな変化は、自分自身のことを肯定できるようになったことだと思っています。活動していると、成果が出ることもあれば、出ないときもあります。行動したことそのものが評価につながることや「坪井くんこんなことやってたね」というリアクションが返ってくることがうれしいです。こういうことを通して「僕はここにいていいんだ」という思いが強くなりました。これが一番大きいです。


高橋:地域の皆さんが喜んでくれるのがうれしいし、ご自身も自分自身を認められるようになったという精神的な部分が大きいですか?


坪井:精神的な部分がすごく大きいです。いろいろな活動をしたり、地域外に出て勉強したりすると、いろいろな業界でさまざまに活躍している人たちがたくさんいることを知りました。柏崎市内にももちろんたくさんいます。そういう人は意外と身近にいて「あの人が実はこんなすごいことをしていた」ということも結構あります。必ずしも世の中は天才が動かしているわけじゃなくて、身近な人が自分ができることをして地域づくりをしていることが分かるようになりました。


高橋:このお話を聞くと、聞いている人も「自分も役に立っているかな」という気持ちになりますね。


高柳の人は、仕事も休日も一生懸命
黒姫山の登山道の整備へ

高橋小柴さんはどうですか?


小柴:休日の過ごし方が充実するようになりました。高柳の人って、仕事もすごく一生懸命やるし、休日もさらに一生懸命にいろいろな活動をされている方が多いです。お祭りごとや新しい取り組みに誘っていただくこともあります。柏崎に来る前は、休みの日ダラダラとして、何もせずに終わったことも多かったのですが、今は休日が足りないぐらいです。


高橋:休日はどんなことをするんですか?


小柴:イベントが多い時期はその準備をしています。住民が行かなくなった山に行ってみないかと誘われ、冒険したこともあります。刺激的な休日ですね。


高橋:何てことない一日に「ちょっと山に行くから、小柴くんも来ない?」と誘われることもあるんですね。山に入ったら一日がかりですものね。

集落の方と門出地区 天王山の赤痢除けの祠の場所を調査

小柴:道なき道を行って6時間ほどさまよったこともあります。「日が暮れてきたけど、大丈夫ですか?」ってなるような(笑)。山では、昔街道だった場所を通ることもあったので、昭和40年代の新聞を朽ちた小屋の中で発見したことがありました。こんなところに人がいたんだなと。冒険をさせてもらっています。


高橋:急にタイムスリップしたような感じになりますね。面白いですね。高柳で行われた古浄瑠璃のワークショップにも参加されたそうですね。


小柴:佐渡に古浄瑠璃の文化があるのですが、その一座の方々が高柳で活動するときに、体験しました。


高橋:古浄瑠璃体験ってなかなかできないですよね。


小柴:できるようなものだと思っていませんでした。人形を動かしてお芝居をしましたが、難しくてよくわからないまま終わったというのが正直な感想です(笑)。


高橋:これを機にとても関心を持たれたのではないですか?


小柴:農業も落ち着いた冬の時期に合宿をして、精度を高めていこうとお話をいただいているので、これから練習して頑張ります。


農作業で体力アップ!愛知の家族もびっくり

高橋野々垣さんはどうですか?


野々垣:一番に、体力がすごく高まったと感じます。着任から数カ月の間は、1日作業をすると足が痛くなったり、体を痛めたりすることもありましたが、夏以降、いつもなら夏バテするのですが、昨年は夏バテもなく、1日作業をしても以前ほど疲れを感じなくなりました。


高橋:健康になったということでしょうか?


野々垣:そうですね。


高橋:すごく日焼けもされたそうですね。


野々垣:夏場は炎天下で作業することもあったので、特に首筋や腕が真っ黒になりました。


高橋:ビジネスマンの時とは全く違うんじゃないですか?


野々垣:家族にもすごく驚かれました。「どこで日焼けしたんだ!?」って(笑)。

青空の下で田植え。日焼けも頷ける
矢田屋のかわいいお客さん

高橋山田さんは変化はありましたか?


山田:子どもがすごく好きになりました。


高橋:もともと、お子さんは近くにいなかったんですか?


山田:弟や妹はいなくて、これまでは正直子どもとどう接していいか分かりませんでした。矢田に来る前も、うまくやっていけるか心配でした。実際に小さな子どもと会ってみると、おりこうさんが多くてびっくりしました。今はかわいくて仕方がないです。


高橋先ほどのお話だと、矢田屋にはどちらかといえばご高齢の方が集まる印象だったんですが、お子さんも来られるんですか?


山田:ありがたいことに、ママさんを通じて小さい子も来てくれるようになりました。幼稚園や小学校が終わると、折り紙を折りに遊びに来てくれています。


高橋:幅広い年代の方が集まっているんですね。


山田:お年寄りが小さい子に教えていたり、小さい子がおばあちゃんに教えていたりするのを見ると、良い場所ができたと私も楽しいです。

子どもたちからお母さんまで、みんな矢田屋に
 

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