この記事は、令和3(2021)年1月1日にFMピッカラで放送されたラジオ番組「協力隊のいっぺこと話したい 2021新春スペシャル」を元に制作しています。
この記事の出演者
柏崎市地域おこし協力隊
司会
高橋裕美さん(FMピッカラ)
柏崎の印象は?好きなところは?
地元愛が強い!
高橋:隊員の皆さんから見て、柏崎はどんな印象でしょうか?柏崎の好きなところも伺います。坪井さんはどうですか?
坪井:僕は「話したがり聴きたがり」なので、柏崎の人に注目しています。僕が見た柏崎の方は、秘めた情熱を持った方が多いと思います。ぱっと見るとおとなしいかもしれないけど、実は熱い人や、地元愛が強い方が多い印象です。いざという時に出てくるのかもしれないですね。柏崎のまちの方もそうですし、岩之入の方も自分の地域が好きなんだという思いが伝わってきます。
高橋:小柴さん、門出の方も地域愛が強いなと感じますか?
小柴:門出の方は「自分たちでこの集落をなんとかするんだ」という気持ちがすごく強いです。人に頼むなら、自分たちでなんとかしてしまおうと。手仕事ができる方もすごく多いですし、自分たちの集落の中だけでも生活が成り立つんだということは見ていて思います。
高橋:野々垣さんは地域の方についてどのように感じますか?
野々垣:人懐っこい方が多いです。最初は皆さんとうまくなじめるか不安でしたが、皆さんの方から家に来てくれたり、野菜をくれたりと、とても接しやすくてありがたかったです。
高橋:地域愛がすごく強くて、隊員の皆さんとも交流されているんですね。
海あり、山あり、平野あり!
高橋:坪井さんは柏崎の好きなところとして、海を挙げていらっしゃいます。
坪井:海が広いなと思いました。海沿いの道もずっと続いていますし、晴れた日に海辺に行き、芝生に座って読書するのも好きです。
高橋:海で読書って、おしゃれですね。
坪井:静かでなかなかいいですよ。地元の神奈川は太平洋側。海には人が密集するので、読書ができるぐらい静かにゆったりできる場所は柏崎と比べると少ないです。一人でゆったりした時間を取ることができるのはすごくいいと思います。
高橋:太平洋側から来たということは……夕日が沈むのはどうでしたか?
坪井:もう、きれいですよ。すごくきれいです。岩之入は山に囲まれた地形なので、朝も夕日も沈むのが早い。夕日をじっくり見たいときは海の方に行きます。
高橋:食事の面は?
坪井:「柏崎は何がおいしいのかな?」って、最初は全然分かりませんでしたが、協力隊になって、高柳で食べたジンギスカンがすごくおいしかったです。よく買って、家でもフライパンで焼いて食べています。
高橋:小柴さんも高柳とジンギスカンのおいしい場所ですが、どうですか?
小柴:何かあったら「焼くか」と、ジンギスカンが出てきます(笑)。いっぱい食べさせてもらっています。
高橋:野々垣さんは柏崎の印象はどうですか?
野々垣:海あり山あり平野あり。地元は平野しかなかったのですが、柏崎は海がきれいで山も自然豊かです。趣味がいろいろあるのですが、山菜採りから釣りまで、山の趣味・海の趣味、いろいろな趣味が楽しめる恵まれた場所だと感じます。
高橋:野々垣さんは、実家の愛知から近くて趣味を生かせる場所として柏崎を選んでくださったそうですね。海では釣りを楽しむんですか?
野々垣:最初は釣りの場所も全然分かりませんでしたが、釣具店の人に「ここはこういう魚が釣れるよ」と聞いて、行くようになりました。今のところなかなかうまく釣れていないんですが、楽しんでいます。山菜は、ワラビや山タケノコを採りました。矢田集落でもふきのとうやセリ、ノビルなどが採れます。
高橋:いろいろなものを採って、料理して食べているんですか?
野々垣:そうですね。家族にも送ったところ、すごく喜んでもらえました。
柏崎はいい意味で「普通の生活」ができるまち
高橋:小柴さんの柏崎の印象を教えてください。
小柴:市民の生活が主体のまちだと感じます。当たり前と言えば当たり前ですが、今まで生まれ育ち、25年間いた会津若松が観光地だったので、観光地で生まれ育つと、その場所に行かないということもすごく多いです。今思えば、行動パターンが決まってしまっていたような気がします。公共施設を含め、いろいろな施設と人々の生活が主体の場所だと思っています。
高橋:柏崎に来てから、柏崎の観光地と言われる場所や施設に行きましたか?
小柴:観光地ですと、貞観園や松雲山荘。柏崎・夢の森公園やみなとまち海浜公園にはよく散歩に行きます。
高橋:柏崎のいろいろなところに行かれるようになったんですね。柏崎も一応観光地ではあるのですが、柏崎の印象はそんなに観光地という感じではないですか?
小柴:海の方にはあるということは知っていたけど、ぱっと思いつくイメージは正直ありませんでした。最近は逆にそれがいいような気がしています。坪井くんも「天才だけが世の中を動かしているわけじゃない」と話していましたが、山の暮らし・田舎暮らしに興味はあるけれど、自分が何ができるか分からないから行けません、という人も多いと思います。私もそういう気持ちでいました。そういう人にとって、普通の生活をするまちとしてちょうどいいんじゃないかなという気がします。
高橋:気負わずに暮らせるということですね。坪井さんも野々垣さんもうなずいています。
驚き!?隊員のペット事情
高橋:野々垣さんはペットを飼っているそうですね。
野々垣:柏崎に来てから、思い切ってニワトリを飼っています。集落の方から移動式の小屋をいただいたのがきっかけで、何か飼ってみようと思いました。ホームセンターでヒヨコの予約が始まったこともあり、昨年の4月ごろにヒヨコを3羽飼い始めました。今は毎日たまごを1個ずつ産んでいます。
高橋:もう産むんですか!ヒヨコからニワトリになるのって、早いんですね。
野々垣:あっという間ですね。半年もあれば、産むようになります。3羽のうち、2羽がボリスブラウン。スーパーで見かける赤いたまごを産むニワトリです。もう1羽が名古屋コーチンです。
高橋:実はたまごを持ってきていただいたのですが、おいしそうに見えます。この赤いのがボリスブラウンですね。確かにスーパーでよく見ます。名古屋コーチンは色が少し違うんですね。
野々垣:桜色のたまごで、普通のたまごに比べて少し粘り気があります。スイーツ作りに向いていると思います。
高橋:用途がいろいろあるんですね。名古屋コーチンの方が少し小さいですね。
野々垣:たまごの産みはじめは小さいので、その関係もあると思います。慣れてくるとだんだん大きくなります。
高橋:オスとメスと両方いるんですか?
野々垣:すべてメスです。
高橋:メスだけで産めるんですか!?
野々垣:無精卵なので卵はかえらないのですが、市販のたまごと同じようなたまごです。
健康状態にもよりますが、毎朝6時~8時には手作りの巣箱の中に卵が転がっています。
高橋:見に行くのが楽しみですね。小柴さんもニワトリを飼っているそうですね。
小柴:かやぶきの宿で飼っていて、世話をしています。9羽いたのですが、2羽オスだったので、若いうちに食べてしまいました。
高橋:肉食用なんですね!?
小柴:メスだと思ったらオスだったという笑い話で(笑)。メスは1日1個ずつぐらいは産んでくれるので、たまごを宿のお食事に出していました。
高橋:野々垣さんはかわいがっていらっしゃるそうですね。
野々垣:ニワトリが膝の上で寝るぐらいです。
高橋:え!?
野々垣:自分は食べるのは難しいかな……。
一同:(笑)
高橋:本当にかわいがってる!それで卵も産んでくれるんですものね。ニワトリを飼うって、田舎暮らしって感じがしますよね。
小柴:大事な食べ物です。
家の目の前が絶景スポット
高橋:山田さんのおすすめや柏崎の好きなところはどんなところですか?
山田:車の運転が苦手なので、柏崎市内をあまりドライブできていないのですが、一番のおすすめスポットは家の前の農道です。夕日がきれいに見えるところで、夕方散歩に行くと、晴れている日はきれいな夕日を見ることができます。田んぼが広がっていて、高いものは鉄塔ぐらい。すごく見晴らしのいい場所です。県道沿いで車の通りは激しいですが、道路を渡って奥まで歩けば田んぼしかないので、静かな空間が広がっています。
高橋:食事はどうですか?柏崎で好きになったものはありますか?
山田:甘いものやお菓子が好きなので……。
高橋:女子ですね!
山田:おいしいお店がないか聞いたときに、いくつか教えてもらいました。その中で、特にファリーヌさんによく行きます。
高橋:焼き菓子のお店ですね。
山田:スコーンがもともと好きなので、一度食べたらハマってしまい、週に一度は行くお気に入りのお店になりました。
高橋:リピーターですね。たくさん種類がありますが、いろいろ召し上がっているんですか?
山田:全制覇しつつあります!
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