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「関係人口」の掘り起こしで、地域の観光をチェンジ!



interviewee profile
正面を向いた山田さんの写真

山田 美菜(やまだ みな)さん

新潟産業大学 経済学部文化経済学科 2022年3月卒業


■市民の皆さんにひとこと

新潟産業大学は地域との連携を大切している学校です。これからも学生と地域の皆さんが

協力し合い、より良いまちづくりが出来るよう卒業後も見守っています。

 

今年3月に卒業を迎えた新潟産業大学経済学部文化経済学科4年生の山田美菜さん。新型コロナウイルスの影響で、例年行われている卒業論文を発表する場を失ってしまいました。


地域のファンをより増やすために「関係人口」の考察を提案
演台でスピーチを行う山田さん
発表会でスピーチをする山田さん

そんな中、「せっかく研究した論文を発表できないのはもったいない!」と、先生から『柏崎に関する研究発表会』への参加を勧められました。2月22日に開催されたこの発表会では、新潟産業大学と新潟工科大学の学生10団体が、観光や防災など様々な研究の成果を発表しました。

山田さんは、観光に関するゼミに所属していたため「小さな観光と関係人口に関する考察」を研究テーマにしました。山田さんがテーマにした「関係人口」とは、地域外の人材が、その地域の様々な取り組みに共感し、観光目的だけでなく、より深い繋がりを築く「地域のファン」のことを指し、2016年に提唱されました。

発表会では高柳町荻ノ島集落での「かやぶきの宿」の運営や、地域おこし協力隊の受入れなどの事例を挙げ、「人数ではなく、人と人とのより強い繋がりをベースに良い地域をつくる。それこそが関係人口を活かした地域づくりの本質ではないか」と締め括った山田さんの発表は、見事最優秀賞に輝きました。



コロナ禍で過ごした4年間そのすべての経験を生かしたい
卓球部のメンバーの集合写真
いっしょにインカレを闘った卓球部の メンバーたちと

卒業後は、故郷の愛知へ戻り介護職のみちへ進みます。「在学中は、卓球部に所属しインカレ(大学全国大会)にも出場できました。学生生活の半分は新型コロナウイルスの影響で部活動や授業に影響がありましたが、先生やコーチ、友だちに支えられ、人との出会いや縁の大切さを学ぶことができました。

大学で得た様々な経験は、卒業後にも活かすことができるものばかりでした」と4年間を振り返りました。

インタビューは卒業式の前日。柏崎で培った経験を糧に、これからの活躍を応援しています。

 

この記事は、広報かしわざき2022年4月号(ナンバー1237)に掲載した内容です。スタッフゼプト「柏崎サイズ」編集部が制作しています。

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